
お知らせ・ブログ
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- 2026/02/15
- 河本の声
日本版「小皇帝」問題
中国では「一人っ子政策」のもとで過保護に育った「小皇帝」が成人を迎え、これまでにない様々な問題が発生している。
一方、日本でも最近、「日本版小皇帝」と呼ぶべき、自己評価が異様に高く現状に満足しがちな子どもが増えている。
この傾向の背景には、「褒め育て」ブームの影響で、曲解した親が何でもかんでも褒めてしまう風潮がある。
そのため、客観的なデータや自分の実力ときちんと向き合うことのできない発育不全の子どもが出現してきた。
子どもたちは、お世辞にも「学力が高い」とは言えない身近な地域しか知らず、まさに「井の中の蛙」といえる。
入試レベルの問題や模試の成績を前に、自分の力量を思い知る場面もあるが、その際に逃げず、努力して本物の実力を身につけるよう励ましたり、やる気を引き出すことが我々の仕事である。
そのためには、小手先のテクニックではなく、基礎からじっくりと土台を作ることが重要である。
調子に乗れば高みに到達できるし、乗り損なったとしても次の成長への土台は残る。
河本教室はこのような指導で35年間続いてきた。
しかし、最近現れた「小皇帝」は、小学45年生になっても客観的データや実力と向き合う力がない。
いい歳をして三歳児よろしく情緒だけで乗り切ろうとする。
乗り切れないとわかると、脈絡のないわがままを言ってその場から逃げ出す。
親の方はと言えば、「小皇帝」が望めば次々と習い事を与え、習い事が過剰になる。
第三者に習い事の多さを指摘されても、「本人が望んだから」を免罪符にしてしまう。
特に通塾についても、「小皇帝」家庭は、習い事と同様に本人の希望を重視し、必ず子ども任せにする。
しかし、人生経験の浅い子どもに将来に関わる重要な判断を任せるのは無理がある。
他の習い事とは異なり、中学2年生ぐらいまでは、本人が望まなくても塾通いは親が責任を持って決めるべきである。
さらに、一部のモンスター保護者は自分の子どもには無限に甘く、クレームをつけても安全そうな相手には非常に厳しい。
その結果、こども園・学校や塾では保護者対応が過剰となり、本来の指導が難しくなっている。
このことも「小皇帝」問題を一層深刻にしているのである。







