■低学力のスパイラル(悪循環)と、そこからの脱出
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<2016.5>
◆倍率1を切る高校入試
 京都府公立高校入試においては、近年度重なる制度変更が実施され、その結果として、下に示した京都府教育庁発表の公立高校合格倍率の資料で明らかなように、八幡市の属する山城通学圏では、高校受験において、もはや「競争」はなくなってしまった。
 定員割れが下位校に見られるのは一般的傾向だが、当地では特異なことに上位校において顕著である。
京都府教育庁
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◆原因を推測してみる
 教育に熱心な層は、中学受験で六年一貫校(洛北高校附属中・教育大学附属系・私立中)に進んでいる
 高校受験制度変更で、受験しやすくなった京都府全域から最上位層を集める最上位校の「堀川・西京・嵯峨野高校」を第一志望にし、不合格時は私立進学校を選択している。
 これまで中堅校を受験していた層も、上位校へのチャレンジ欲もなく「合格してもついて行けへんかも知れん」と今まで通りの高校を志望している。
◆今後の動向
 現制度では、定員に満たなかった分については通学圏内の他校に不合格となった生徒を回すため、上位校の入学時の学力の低下が進む。現在の上位校は中堅校となり、「最上位校・中堅校・下位校」に区分されるようになる。なお、上位校・下位校の認定の客観性を示すために、毎日新聞社発行の「大学入試全記録『高校の実力』完全版(2015年版)」の抜粋を以下に示す。
大学合格者
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◆低学力のスパイラル(悪循環)
 京都府公立高校入試の内申点では、大阪府のように中学校間の学力格差の調整は行われていないため、高校入試で大きな比重を占める内申点では、低学力地域が極めて有利で、低学力のままでも内申点が良いため高校は合格できてしまい、中学3年間の学習意欲がそがれ、学力低下がさらに進む。 この内申のカラクリを利用して、生徒の機嫌をとって気持ちよく時間を過ごさせるだけの塾や個別が人気を得て幅を利かせ、まともな塾を駆逐し、さらに学力低下に拍車をかける。低学力になればなるほど、実力はなくても内申点は取りやすくなる。正に悪循環。
◆高校入学後
 もちろん、高校入学後は、実力のなさや学習に対する真摯さの不足から、留年する者・中退する者も少なくなく、大学受験では当然結果を出せずにいる。
 昔話をすると、負のスパイラル(悪循環)が進んでいなかった15年ほど前までは、河本教室では下位校の八幡高校から大阪大学・大阪外国語大学(当時)・大阪教育大学・大阪市立大学・信州大学などの国公立大学に合格させていた。 その後2006年、何を血迷ったのか八幡高校にドラゴン桜ブームを意識して「京大コース」が出来て「偏差値40からの京都大学」の横断幕がフェンスに誇らしげに掲げられたが、掛け声だけに終わり、誰一人国公立関関同立に合格しないまま自然消滅してしまった。(京都新聞)その時期、八幡高校に進んだ小6からの河本教室生は指定校推薦で立命館大学へ進学。
◆中学校では
 とにかく勉強はしていない。しかし、部活はかなりみっちりやっている。三者面談でも、生活面の話ばかりで、「定期テストの成績が・・・」と説教されることはほとんどない。
 中学校の仕事は、学校を荒れさせないこと。卒業後の進路を保障してやる、つまりレベルはともかく高校へ送り出すこと。学力がつくかどうかは本人次第。というスタンスである。
 少子化の上、地元下位校が定員割れしている状況では、学習指導もおざなりになるのかもしれない。
 行政もさまざまな手を打つが、的外ればかり。600万円かけて生徒達に英単語を学ぶためにと任天堂DSを与えたところ、すっかりおもちゃになってしまい全国に恥をさらしたこともある。導入時 5年後 今は、全中学生に英検の受験費用を税金から出しているとのことだが、ほぼ全市民はその事実を知らないし、その効果は発表もされていない。
◆小学校では
 勉強に力を入れなくとも進路上の心配がないという中学校の空気は必然的に小学校にも伝染し、小学校でも保護者に至るまで学習に対する積極性は感じられない。宿題を多く出す熱心な先生がいても、こういった生徒相手であり、下のレベルに合わせた大量の「作業」となり、出来る子からその学習意欲をそがれでいく。完全に低学力のスパイラル(悪循環)。
◆目先しか見ない政治の力
 当地では、第2次ベビーブームのころ「できるだけ公立高校に入れたい」という保護者の声を受けて、2校めの府立高校が誕生し、公立高校が楽に合格できる環境が整った。しかし、それが実現すると案の定、地元公立高校の学力低下が始まり、上位層から順に地元公立高校を避けて私立高校を志望するようになり、さらに地元公立高校の学力低下が進んだ。低学力のスパイラル(悪循環)。ギリシャ危機・リーマンショック不況と公立高校入試制度改革で、学力低下の流れはストップしたかに見えたが、景気が上向くとまた元通り。
◆どうすりゃいいの
 まず小学校の間に、『学習』意欲をそそる質の高い教材に触れること。勉強の土台をしっかり築くこと。
 「効率よく作業をこなす」ことを主眼とした日本の高度成長期に生まれた既存のプリント学習教室は、これまでの大学受験制度では効き目があったが、日本の低成長時代を踏まえた2020年からの新大学受験制度では太刀打ちできない。そこで、河本教室では「考える力」「使える力」を育むプリント学習のガウディアを採用している。
 本人がさらに意欲を示せば小4~5で中学受験に挑戦。
 少しでも「出来る」と感じ始めた子には、その意欲をそそることが大切。そういう子は、学校で、学習面ではほとんど刺激を受けることがない。受験までの2~3年間は塾での学習が本人にとって刺激のある「おもしろい」時間となる。
 意欲を示さなければガウディアの継続。
 ガウディアは既存のプリント学習に比べて中身が難しいので小6で小4教材小5教材をやっていても珍しいことではない。本人の理解度に合わせて、上げ底でない土台作りをしておけば、その後の学習で困らない。
 中学が始まる前の1~2月から河本教室へ。
 河本教室では、中学受験組が受験終了後3/31まで中学準備授業を受けている。学習内容は別であっても、そこに交じって雰囲気を味わうことがその後の大きな財産となる。「宿題の多い」「少ない」の基準を知り、「リラックスしているとき」「集中しているとき」のメリハリを知り、「やらされる」「自らやる」の違いを知る。この時期に入塾した生徒は、3年後・6年後に必ずと言えるほど大きな結果を出している。

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